よくあるご質問

救急救命士法の解釈

(2024年7月1日現在)

救急救命士法の解釈

救急救命士が民間機関で活動することは違法だと聞いていました。民間で活動することは違法ではないのですか?

救急救命士法2条1項で救急救命士の所属機関や搬送能力を個別具体的に規定していません。

病院に勤めています。院内での救急救命処置は行えないと知っていますが、実習という名目なら救急救命処置を行えると聞きましたが本当ですか?

院内で救急救命処置は実施できません。病院実習は救急救命士としての業務時間と明確に区別して行われることも重要です。

救急救命士の個人事業主ですが、救急救命士として働く場合に特定行為を実施しなくても医師の指示が必ず必要ですか?

救急救命士の行う救急救命処置は全て医師の指示(プロトコールによる事前指示を含む)が必須です。

病院で働いていますが正規雇用ではありません。院内で事故を起こしてしまった場合の保障などはありますか?

雇用されている条件により異なります。ご自身で雇用条件と保険などの保証について雇用者に問い合わせて下さい。

何故、病院で救急救命士が勤められるのですか?違法ではないのですか?

令和3年に法改正がなされ、救急救命士資格保有者は医療機関で救急救命処置が可能となりました。詳細は厚生労働省通知(医政発0930第14号)をご参照ください。(https://www.jaam.jp/info/2021/files/20211001_1.pdf

一般企業に勤めている救急救命士でも、救急救命処置や特定行為が可能ですか?

救急救命士法2条1項で救急救命士の所属機関や搬送能力を個別具体的に規定していません。

MCをしてくれるような医師が知り合いにいません。どうしたら医師の指示をもらえるようになりますか?

あなたが救急救命士として活動するなら医師の指示が必須です。あなたと連携してくれる医師(救急医療や救急救命士及び救急救命処置に精通している医師が望ましい)を探しましょう。

救急救命処置録はどのように保管すればいいのですか?処置録に決まった様式などはありますか?

救急救命処置録の記載内容、保管期限は救急救命士法等に規定されています。保存方法は診療録等の保存方法(詳しくは「診療録等の保存」で検索可)に準じます。